ハバナから3時間、世界遺産ビニャーレスの大自然はキューバで必ず訪れるべき癒しの場所

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はじめに言っておくとぼくは『世界遺産』というものにそこまでこだわりはない。「世界遺産だから訪れておこう」というどこか他人行儀な思考は持ち合わせていないし、それならば名もない街をふらっと訪問して現地の人たちと語ってみることのほうに魅力を感じるくらいだ。

そんなぼくだけどハバナ滞在中に2つの世界遺産を訪れていた。そう、知らないうちに。ビニャーレスとトリニダーという街である。キューバからメキシコへ戻りネット環境を取り戻したところでこの2つの街が世界遺産に認定されていることを知ったという流れである。

ビニャーレスという場所は控えめに言っても素晴らしい場所だ。首都ハバナのタイムスリップしたかのような街並みももちろん旅人の心を鷲掴みにするけれど、ビニャーレスには圧倒されるほどの大自然と空気の美しさがある。それらは旅人を健康的な笑顔にしてくれる。

こちらはぼくが撮影したビニャーレス渓谷の写真

旅行サイトやツアーにはこんな感じで全体を撮影したビニャーレス渓谷の写真が使われることが多い。ぼくたちの期待に全く背くことなくむしろ期待以上の美しさを見せてくれる場所である。

首都ハバナからビニャーレスへの行き方

ぼくはviasul(ビアスール)のバス停で前日にチケットを購入してハバナからビニャーレスへと向かった。ローカルバスを乗り継いでビニャーレスへ向かうなんてクレイジーな旅人は見たことがない(むしろそんな方法が可能なのかも不明)ので、バスで向かう人はこちらの方法で簡単にビニャーレスへ行ける。

複数人で向かう場合は乗り合いタクシーで向かうという選択肢もある。この場合、カサのオーナーや信頼できる人にタクシーをお願いしてもらうほうが良いだろう。

所要時間は3時間ほどなので小旅行である。首都ハバナで1週間ほど過ごして「ハバナは3日かあれば十分」「ハバナは観光には向かない」という日本人の旅行者がたまにいるけれど、そんな人にはビニャーレス(それと次回取り上げる予定のトリニダー)を訪れることをオススメする。同じキューバでも全く異なる光景を見ることができる。

ビニャーレスの中心街にバスが到着すると前もって予約していたカサのオーナーが待っていた。初めてビニャーレスを訪れた時は、ハバナで宿泊していたカサのオーナーのマリッサにお願いして事前に予約をとってもらっていた。

ぼくはマリッサを心から信頼しているので、疑問や依頼がある時は真っ先に相談していた。とても素晴らしい人なので今後ハバナを訪れる人はぜひマリッサのカサに宿泊してもらいたい。

参考:キューバ人家族と一緒に生活できる、キューバではホテルよりもカサがおすすめ!

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ビニャーレスのカサ(宿)は安くて清潔だ

ぼくはキューバ滞在中に2回ビニャーレスの街を訪れて、それぞれの旅でカサに泊まった。なのでぼくの独断と偏見で言わせてもらえばビニャーレスのカサはとてもリーズナブルで、それでいて清潔感があった。最高に気持ちの良い朝を迎えることができる。

1回目にビニャーレスを訪れた際に泊まったカサはこんな感じ。

キューバらしからぬ豪華な部屋の内装。テレビ、オーディオ、ビデオも所有していて、「あれ、ハバナのカサとは全然違うな」と部屋に入った瞬間にかなり驚いた。

炊飯器、ミキサーなども揃っており、日本で一人暮らしをしていたぼくよりも生活必需品アイテムを豊富に取り揃えていた。ビニャーレスで2回目に宿泊したカサはここまでではなかったがやはり同じような印象を受けたのを覚えている。

カサの宿泊費は25CUC

ちなみに宿泊費は1部屋25CUC(日本円で約2,500円)ほど。キューバで出会ったフィンランド人と1つの部屋をシェアしたので、一人当たり1,200円ほど。このクオリティでこの価格。コストパフォーマンスが素晴らしすぎて感動した。

食事がとても美味しい!

ぼくはハバナ滞在中はカサで食事をお願いしていなかったのでよく分からないけど、ビニャーレスに1回目に宿泊したカサではこんなに豪華な食事が出た。価格はたしか$10ほどだったと記憶している。たらふく食べれてこのお値段。

メインはもちろんどデカイロブスター。キューバの食事で唯一おすすめできるのは、安く食べることができるロブスターである。これはぜひキューバを訪れた際にはむしゃぶりついてほしい。食にそこまでのきょうみ

森の中の探検に冒険心をくすぐられる

ビニャーレスに着いたは良いものの特にやることが分からなかった僕はメインの通りにある旅行会社で話を聞いてみることにした。すると今すぐに森の中を歩いて散策するツアーを手配してあげると言われたので、とりあえず参加することに決めた。いつもは決断の遅いぼくだけど、突然スイッチが入ったかのように脳が即決ムードになる時がある。その時のぼくはそんな感じだったのだろう。

ガイドのおじさんと他の参加者であるフランス人カップルと共にいざツアーがスタート。ちなみにこのガイドは英語が全く話せないのでスペイン語のみによって行われた。今よりもスペイン語レベルが低かったぼくなので、おそらく30%くらいしか理解できなかった。

ただ、壮大な大自然に圧倒されて、ひたすらシャッターを押し続けていたぼくにとっては説明うんぬんは正直なところそこまで大きな問題ではなかった。

ガイドのおじさんの家に寄ってみた

おじさんは着替えをしに立ち寄っただけみたい。手招きがかっこよすぎる。

途中でガイドのおじさんの家にも少し立ち寄ることに。おじさんの手招きがかっこよすぎたのでこちらの写真も貼っておこうと思う。こんな風に「ウチくる?」と言われたらどんな美女だってイチコロだろう。

右の赤いタンクトップの方がガイドの奥様。キューバ人らしいフレンドリーさで「さあ、入って入って!」と遠慮するぼくとフランス人カップルを家の中に招いてくれる。ただ入ったはよいものの特にやることもなくただただ世間話をしていた。僕自身はこんな時間が結構好きだったりする。

自然と動物を愛する旅行スタイルになってきた

その後、ひたすら森の中を歩いていくことになる。ぐでっとした動物もたくさんいて癒される。ここ最近の僕の旅行に対する価値観というものは変わってきていて、「自然」と「動物」というものを重要視するようになっている。

「グルメ」や「ショッピング」のために旅行をする人がいれば、一方で「自然」や「動物」のために旅行をする人もいる。これはどちらが良い悪い、どちらにより価値があるというような話ではなく、単純に旅行スタイルというものは人の数だけ存在するということである。

巻きタバコの作り方を見学

キューバでは葉巻がとても有名で主産業になっている。中でも有名なのはCOHIBA(コヒーバ)というタバコの銘柄。ハバナの街(特に観光客の多いオビスポ通り)を歩いていると、「シガーシガー!」と観光客に向かって叫んでいる人が見られる。

実際のところはよく分からないけれど偽物も多く出回っているようなので、もし購入したいならば信頼のおけるルートから購入すべきではないかと個人的には考えている。キューバでは信頼のおけるキューバ人とどれだけ出会い親交を深めることができるか、これで楽しめるか楽しめないかも変わってくるのではないだろうか。

それだけ葉巻はキューバにとっては生命線であったりするという印象を強く受けた。

あっという間に葉巻が完成

お兄さんは慣れた手つきでほんの1分もしないうちに葉巻を作って、そしてプカプカと吹かして見せてくれた。ぼくたちは作らせてもらえなかったけど、たとえトライしたとしてもぐちゃぐちゃで不恰好なものに仕上がるであろうことは安易に予想ができる。

ちなみにぼくもこの葉巻をプカプカさせてもらったけれど、なんというかタバコよりも重厚な味を感じた。特に今後吸いたいとも思わないし美味しいとも思わなかったけれど、おじさまおじいさまへの階段を上がる過程でもしかして自分が「葉巻への階段を登る」可能性も否定はできないのかもしれない。

まあ絵にはなる、確かに。

街の雰囲気はかなりリラックスしている

こちらが街の中心となる広場である。viasurのバスでビニャーレスを訪れる人はこちらの広場の前に到着することになる。というか、中心地はこちらなので乗り合いタクシーで来た場合も真っ先に目に入るのがこの広場になることだろう。

ハバナのカオスな喧騒の中で生活していた僕にとっては、ビニャーレスは本当に静かでのほほんとしていて「癒し」という言葉がぴったりとくる街である。日本人の場合は海外へいく場合に「治安はどうなの?」が口癖のようなものになっているが、ことビニャーレスに関してはそんな質問が愚問であることが一瞬に分かるほどに人々は純粋であたたかい。

田舎好きの人にとってはこの地は最大の満足感を与えてくれることは間違いない。こう言い切れるくらいに心がとても和やかになる場所である。

可愛すぎるカサ

全ての家を調べたわけではないので分からないけれど、多くの家がカサとして旅行者を受け入れているような感じだった。カサの目印となる錨のマークがとにかくたくさん目に入った。そしてそのどれもが外観をカラフルな色で統一していて何ともメルヘンな雰囲気に包まれている。

ぼくの場合はハバナ滞在中にカサのオーナーに依頼してビニャーレスの滞在先を紹介してもらったが、たとえカサの予約なしで訪れても観光客が少ないシーズンならば問題なく泊まれるのではないかという印象ではある。(あくまで印象なのであしからず)

地元のキューバ人との出会い

ふらふらと歩いていると椅子に座っているおばあさんと少年が目に入った。現地の方との出会いは僕の旅においてとても重要なものなのでできるだけ積極的に会話をすることにしている。この時もおばあさんとは「日本はどんな国なんだい?」「遠いところから来たんだねえ」といった風なたわいもないけれど何とも良い時間を過ごさせてもらった。

僕にとっては現地の人と会話をする時間というのはその土地の観光名所を周るよりも大切。彼らの雰囲気や発言からその場所での生活や空気を感じることができる。そして何より異文化というものを直に吸収して自分の中の(当然と思っている)価値観と照らし合わせることは言葉では表せないほどに興味深く面白いものである。

やはりビニャーレスでも踊る踊る

やはりどんなにスローライフな空気に包まれた街だとしてもここはキューバ。キューバ=踊り。この方程式だけはどこにおいても成り立つのである。この時は夕方にダンサーの方々が踊りを観光客に披露していただけだったけど、夜になると誰でも踊れるようになっていて良い感じの野外ダンスが行われていた。

ちなみにこの場所は先ほどの広場に隣接しているので、もし夜に踊りたいとか音楽を聴きたいと思ったらここに足を運んでみることをおすすめする。他にナイトクラブのようなものがこのビニャーレスにあるのかはよく分からないけれど、この場所はとても雰囲気も良いし気持ちよく踊れると思う。

ムラル壁画

こちらのムラル壁画はメキシコのディエゴ・リベラという有名なアーティストによって描かれたものらしい。この場所には中心からバスに乗って向かう必要があるので多少離れてはいる。観光客は必ずと行って訪れる場所ではあるけれど、この壁画とあと洞窟があるのみでそこまでの感銘というものは感じなかった。


ビニャーレスはキューバを訪れたならば絶対に訪れてみるべき素晴らしい場所である。ぼくは2回足を運んだけれどこんなに静かで壮大で癒される場所はあまりないのではないだろうか。「キューバには何にもない」という人こそぜひこの場所を訪れてみてほしい。

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