セビチェロブログ/ バンクーバー/ バンクーバーが退屈すぎておすすめできない4つの理由を2年住んだ僕が語る

バンクーバーが退屈すぎておすすめできない4つの理由を2年住んだ僕が語る


カナダのバンクーバーといえば、世界住みたい都市ランキングで過去には1位に輝いたこともある、言わずと知れた人気都市である。日本人の友達に「バンクーバーに住んでいる」と言うと、ほとんどの場合は好印象を持たれることが多い。

僕はそんなバンクーバーに2年ほど暮らしていて、今年で3年目である。1年目はカレッジに通って、2年目はフルタイムでIT企業で働いた。なので、留学生からの視点だけでなく、実際に働いてみての視点も持ち合わせている。

2019年末から長期で東南アジアに旅行をしていて、最近になってバンクーバーに戻ってきたわけだが、真っ先に思ったことは、「寒い」「雨降りすぎ」「退屈」。

バンコクやホーチミンといった常夏で観光客だらけの街に長く滞在したからか、特にバンクーバーという街が魅力のないものに見えてしまっている。というか、「夏のバンクーバーは世界最高レベルに素晴らしいが、それ以外は何の魅力もない街である」ということをいろいろな人に公言していた僕だが、その想いがかなり強くなってきたのを自分でも感じている。

「Vancouver is boring」という言葉はこちらに住んでいる移民の人のみならず、バンクーバー生まれの人からもよく聞く。今回はその理由について自分なりに考えてみた。

雨降りすぎ、天気悪すぎ、太陽はどこ?

レインクーバーとも揶揄されるくらい雨が降りまくるのがバンクーバーである。バンクーバーの街の魅力を半減どころか8割減くらいさせるのが、毎日飽きもせずに降りまくる雨だ。

言うなれば、梅雨が1年のうち5ヶ月くらい続いているような感じだ。暮らし始める前からネットの情報では聞いていたが、想像のはるか上をいく雨の日の多さである。

年間の半分くらいはこんな感じで雨が降っている
出典: Vancouver weather: Baby, it’s raining outside | Vancouver Sun

暮らし始めて1年目は正直この地での暮らしに慣れていなかったせいか、そこまで雨が気にならなかった。しかし、徐々にこの雨の魔力に苛まれるようになってくる。

「雨くらい傘させばいいだけだから問題ないでしょ」と考えている読者の方からの声が聞こえてきそうであるが、その考えが甘いということが自分が暮らしてみるとよく分かる。

天気が悪いということは太陽が出ていないというわけで、これが雨の日が多いこと以上に厄介になる。日照時間が短い国で暮らしている人はそうでない人に比べてうつ病になる確率が上がるというデータにもある通り、太陽を日常的に浴びるというのは運動をするとか趣味でストレスを発散するということよりも、ずっとずっと人間の心の安定においては大切なことなのだ。

だから北欧などの寒い国は自殺率が総じて高いし、うつになる人の数も多い。南国に笑顔で楽しそうな人が多いのは単純に天気が良いというのも影響しているのだろう。

バンクーバーで長く暮らすために日本での生活を全てリセットしてから移り住む人もいるようだが、この地で長く暮らしたいなら事前にバンクーバーの冬を数ヶ月経験してみることをおすすめする。冬の天気の悪さが全く苦にならないという人ならばこの街で長く暮らせる可能性が高いだろう。

ナイトライフがクソ

突然下品な言葉を使って申し訳ないが、そのくらいにバンクーバーのナイトライフはイカしてない。今までいろいろな都市を訪れて来たが、その中でもワーストレベルにしょぼい。

ナイトライフの中心はダウンタウンのグランビルストリートと呼ばれる通りだ。クラブやバーがひしめくエリアは週末になると歩行者天国になる。僕がここを週末の真夜中に訪れた際の第一声は「きたねえ」。これに尽きる。汚いしマリファナ臭いし路上生活者が至る所にいるし、ここが毎年住みたい都市ランキング上位の常連であるバンクーバーなのか?と。

出典:Good Night Out Vancouver street team back in action this weekend | Vancouver Courier

洗練された大人はこのグランビルストリートから少し歩いたイエールタウンで夜を過ごすので、この記事を読んでいるジェントルマンとレディにはイエールタウンでクールな夜を過ごすことを強くおすすめする。

ちなみにダウンタウン以外にもいくつか夜遊びできるエリアはあるとはいえ、どれも小規模でそこまで盛り上がっていない。東京で言えばバンクーバーの夜遊びの規模は渋谷の1/10以下である。遊ぶところは大体限られてくる。

生活費が高すぎる

人によっては雨が降りまくること以上にこちらの方が気にかかるかもしれない。大した街でもないのに外国人が不動産投資しまくったり、やたらとIT企業が押し寄せてきたりで、いつの間にかびっくりするくらい物価が上がったらしい。

確かに日本で暮らしている時と同じように暮らしたら毎月20万円以上はかかる人もいることだろう。だから、ほとんどの人はひたすら節約を考えてこじんまりとした生活をしているのが実際のところだ。夢の海外生活の実態は節約生活であることがほとんどだったりする。

家賃は一人暮らしをしようと思ったら最低でも1200ドル/月はかかるだろう。ダウンタウン以外でもこの額以下でスタジオアパートメントを探すのは結構至難の技だ。ダウンタウンから離れても家賃がめちゃくちゃ安くなるわけではないのがバンクーバーという街の特徴だろう。

だから多くの人がフルタイムで働きながらルームシェアをしている。ルームシェアをすれば500〜900ドル/月くらいに家賃を抑えることができるので、かなり安くなる。

外食は基本的にびっくりするくらい高い。ラーメン1杯15ドルくらいするのが当たり前だし、加えて15%のチップを払えば日本円で余裕で1500円ほどになる。僕のように全くグルメに興味のない人間からすると、自炊して栄養のある食事をした方が経済的にも健康の面でも良いので、外食はほとんどしない。

友達が定期的に去る

これはバンクーバーに長く住んでいる人ほど感じることだろう。2、3年暮らしてこの街を離れる人がかなり多い。バンクーバーの人口の半分は移民なので、自然と移民の友達ができるわけだが、せっかくできた友達も数年ごとに街を去るというのは結構あるあるだと思う。

僕が知ってる限りバンクーバーに10年弱くらい住んでる人のほとんどはこちらで家族を形成した人か、家族と共に母国からこの地に移住した人が多い。僕のように独り身で長くバンクーバーで暮らす人はかなり少ないように感じる。

そんな独り身の人にとって友達の存在は結構重要なわけだが、どんどん去っていく人が多いので継続して友人関係を築くのが大変なのではということは感じた。

まとめ

僕の場合、すでに永住権を申請しているとはいえ、この街で一生暮らそうという気は全くなくて、そもそもこの街に来たのも街が好きというよりもエンジニアとして英語圏で働いてみたいということで、キャリアを築くという目的で来た。だから、来年か再来年くらいには日本もしくは他のアジア諸国に移ろうという気がとても強い。

今回の記事は今の僕の正直な気持ちを書いたものであって、これに対してバンクーバーに住んだことのある人や現在住んでいる人で、「いやいや、バンクーバー最高だよ。何言ってんだこいつ」と思う人がいるかもしれないが、人それぞれ感じ方は全く違うことはご了承あれ。

どちらかと言うと、今からバンクーバー移住を目指すという人にむけて、マイナス面もたくさんあるということを発信できればという気持ちで書いてみた。僕はこの街に来る前は気候について全く考えることなんてなかったけど、今では太陽があるだけ人は元気になるという人間のメカニズムを知ったし、人生を楽しく生きるなら寒い国より暖かい国という考えが定まりつつある。

とりあえずはまだバンクーバー暮らしが続くので、出来る限り仕事も私生活もエンジョイしていきたいという気持ちではいる。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください