キューバで飲むモヒートは誰が何と言おうとサイコーだ

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お酒を飲むのが好きか嫌いかと言われれば、おそらく好きと答えるだろう。気の合う友人たちと酌み交わす酒はいつだって美味しいものだ。ただ、どんなお酒が好きなの?と問われるとぼくは答えに窮してしまうことがよくある。

単純にお酒を飲むという行為は好きだけど、どこそこの銘柄の日本酒が良いとか、このワインは少し辛口だとか、そんなウンチクはこれっぽっちも語ることができない。そんな人が実際のところ大半を占めるはずだ。そう、ぼくもそのひとりだ。

まあそんなことは人生において何の支障もないのだけど、お酒の席で必ず聞かれる質問とあってか、自分なりの何かしらの答えがほしいなと頭の片隅でいつも考えていたような気がする。何の深刻性もないものだけれど。

そんなぼくにとってその答えがはっきりと決定したのはキューバを訪れた後のことである。だから、今現在「あなたはどんなお酒が好きなの?」と問われれば、ぼくは頭をこねくり回して何かしらの答えを仮の形で用意する必要もなく、「そうだね、モヒートがいいね」と答える。

そう、モヒートだ。

キューバといえば『モヒート』

カリブ海のキューバ、軽快なミュージックが流れるバーで飲むモヒート。もはやモヒートには酔わなくてもこのシチュエーションに酔ってしまう。

キューバという国はぼくにとってロマンだった。アマチュア最強だったキューバ野球をきっかけとしてこの国に興味を持った。そう、ぼくは野球少年だったのだ。幸運なことにぼくが大人への階段をのぼるのと同じくらいのタイミングで、世界との架け橋であるインターネットが爆発的に普及することになる。

興味のあることはとことんまで深掘りしていくタイプなので、ティーネージャーのぼくはキューバという国について時間を見つければいろいろと調べた。貧乏だけど活気ある雰囲気や、教育や医療のレベルなど、知らないことを知ることはとても楽しいものだった。

そんな中、いろいろなサイトで紹介されていた
「La bodeguita del medio(ラ・ボデギータ・デル・メディオ)」というレストランに出会うことになる。
*以下、ボデギータと表記

食についてそこまでの興味関心を持ち合わせていないにもかかわらず、単純に響きがかっこいいという理由から、キューバを訪れたら必ずこのレストランへ行こうと心に決めた。そして、ぼくの心をモヒートへと向かわせたのもこのボデギータなのだ。

ボデギータ本店はキューバの首都ハバナにあるが、実は世界中至るところに系列店が存在している。日本には今のところないようだ。オープンするとしたら間違いなく東京の六本木になるんだろうなあ。

メキシコ、アメリカ、ウクライナ、チェコ、イタリア、ハンガリー、マケドニア、コロンビア、コスタリカ、ベネズエラ、ドイツ、イギリス、アルゼンチン、オーストラリア、レバノン、スペインにて店舗があります。 Bodeguita del medio – Wikipedia

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レストラン『LA BODEGUITA DEL MEDIO』を訪れた

キューバを訪れた際にボデギータへ向かった。ヘミングウェイ行きつけの店としてはFloridita(フロリディータ)がとても有名だと思う。だが、実はボデギータにもヘミングウェイは通っていたのである。

実際に足を運んでみると想像以上に観光客だらけであった。記憶が正しければ初めてお店の前まで行った時はあまりの人の多さに驚いて、結局そのまま入店せずにその場を去ってしまった。ぼくは混んでいる場所がとても嫌いなのです。

2度目に行った時も同じように観光客がたくさんいて、店の前で看板と共に写真を撮ったり、お店の中を覗いたり、とにかくたくさんの人が集まっていた。

これはいつ行っても混んでいるんだなとあきらめて、ぼくはしょうがなくぎゅうぎゅう攻めに合うのを覚悟で中に入ることにした。

混みすぎていたのでミュージシャンをしっかりと撮影できなかった

メキシコの『LA BODEGUITA DEL MEDIO』にも行った

このレストランに期待してたものは単純に内装とモヒートのみだったので、正直なところここで食事をしようという気持ちは全くもってなかった。ぼくはボデギータのオシャレな店内でたった一杯のモヒートを飲むことができればそれだけで良かった。

理由を尋ねられるとはっきりと形式ばった説明ができないけれど、ただただオシャレな空気を漂わせるものってたくさんあるよね。このお店がぼくにとってのそれだった。

実のところキューバのボデギータ本店を訪れる前にメキシコのモンテレイとメキシコシティにある系列店にすでに足を運んでいたのだ。びっくりすることにメキシコにはボデギータの系列店が5店舗もある。

しかし、これは決してメキシコ人がキューバ大好きだからというわけではないことはここで伝えておきたい。だって、ぼくが「今夜はボデギータに行ってみたい!」と行った際のメキシコ人たちの反応は「は?何それどこ?」といったものだったのだから。

メキシコは地理的にも経済的にもキューバと近い国なので、ビジネスとして店舗をたくさん作ったということに他ならないのだろう。これはあくまでぼくの個人的な推測なので、「いやいや全然違うよ」ということだとしたら是非詳しい背景を教えてもらえればと思う。

ちなみにモンテレイ店とメキシコシティ店ではキューバ人が目の前でバンド演奏をしてくれる。考えてみるとぼくが人生で初めてキューバ人と出会ったのはメキシコでのことだったのか。

演奏はとてもダイナミックで陽気で楽しい。もし近くに旅行で訪れる人はぜひ行って見てほしい。キューバに興味がなくてもとても良いムードの中で食事ができるのでオススメである。

オシャレすぎる店内の写真を撮った

話をボデギータのハバナ本店に戻そう。

まず入店する際に、食事をする場合はテーブル席へ、お酒を飲むだけの場合はバーへ案内される。ぼくと友人は食事は必要なかったので最初バーへ案内された。しかし、内装を見たい写真に撮りたいと思ったので店員にお願いしてテーブル席のほうで撮影させてもらった。

この際の写真がこちら。

どうだろう、このアーティスティックな写真や文字が刻まれた壁に、どことなく色気を感じるようなあなたはぜひボデギータを訪れてみてほしい。

ちなみに壁の至るところペンで何やらメッセージが書かれているのがお分かりだろうか。これは訪れたお客さんが自由に書いてよいことになっていて、ぼくが訪れたメキシコの2店舗でも同様であった。

モヒートを作る寡黙なバーテンがかっこいい

ここで飲むモヒートは正直なところ砂糖の量がありえないくらい多いので、1杯飲めばおかわりはいらないかなといったところ。だから美味しさを求める人にとっては満足を得られないものかもしれない。

それでもぼくにとってはここボデギータで飲むモヒートは格別だった。鳴り響くキューバンミュージック、誰もがすぐに友人になれる開放感。この場所で飲むモヒートに勝るものはない。

そして、何よりもぼくの心を掴んだのは寡黙なバーテンである。彼が素早く正確にモヒートを作る様はかなりカッコよかった。

バーテンがお酒を作る姿をこんな風に写真におさめたいと思うなんて、やはりぼくはこの時完全に場の空気に飲まれていたのだろう。そんな感覚がとても心地よかったのだけれどね。

店内には貴重な写真やサインも飾られている。歴史を感じる。アメリカ人のヘミングウェイは本当に心からキューバという国を愛していたんだなということがよく分かる。

文豪ヘミングウェイの直筆のサイン
左の写真はフィデル・カストロとヘミングウェイの2ショット

帰り際に店員のおじさんが誰かの似顔絵を書いていた。気楽に働く彼の笑顔がとても安らかだったことを覚えている。彼だけではないけれど、ちょっとした動作や仕草がアーティスティックなのがキューバ人だと個人的には感じたものである。

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