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カナダで2週間の自宅隔離生活をしてみて感じたこと


「人が懐かしい・・・」

今の感情を表す言葉として最も的確である。

連日メディアを賑わすコロナウィルスであるが、僕が現在暮らしているカナダでは既に2週間前から病院やスーパー、ドラッグストアを除くほぼ全てのお店が閉まっており(レストランは店内での飲食は不可。テイクアウトやドライブスルーなどが可能なお店はある)、基本的には自宅からほぼ出ない生活を過ごしている。

実のところ、このような状況になって初めの方はそこまで大きな不安というものはなかった。一人っ子ということもあり一人で時間を過ごすことには慣れてつもりだったし、一人暮らしも日本で約7年、カナダでも1年ほど経験してきた。

しかし、2週間という期間をたった一人でしかも海外で過ごしてみて思うのは、人間というのは一人でずっといると当たり前にめちゃくちゃ寂しくなるんだなということ。(スーパーに1週間に1回買い出しに行く以外は外出はしていない)

ウザかった昔の会社の上司も、気が合わなそうであまり話しかけたことのない同僚も、誰であっても人間が僕と同じ空間にいて会話をしてくれるだけで今なら安心できると思う。あからさまに病んでいるというわけではないけど、明らかに人が恋しいという状態に陥っているのは確かだ。

コロナウィルスは誰にも分からない

文章を書いている現在(2020年3月30日)のカナダのコロナウィルスの感染者数は7424名、死者89名とある。(あなたがこの記事を読んでいる現在の状況はこちらから確認してください)イタリアやフランスと比べれば死者数もそこまで多くはないが、全く予断を許さないことは間違いない。

2週間ほど前にカナダの国境が封鎖された時点では、カナダでの感染者数は数百名だったことを記憶している。それがほんの2週間で7000名を超えた。カナダ国内ではほとんどの人が自宅で過ごしているにもかかわらずコロナの広がりは一向に収まりを見せないどころか逆に増加している。

仕事をしていることで落ち着けている

ロックダウン(都市封鎖)やソーシャルディスタンス(人と一定の距離を取る)という馴染みのないワードが飛び交うような日常、しかも誰とも会わない話さないというのがデフォルトの生活を送っている。インターネットで情報に触れていないとどこか別の惑星に取り残されてしまったのではとの錯覚さえ感じる。それくらいに異様すぎる日常を過ごしているのだ。

僕の仕事はリモートでも支障がないので運よく仕事を続けることができていて、平日の9時〜5時までパソコンに向き合ってコードを書いている。

一人ぼっちの生活の中で仕事をすることでSlack(ビジネス用のチャットツール)で毎日同僚たちとコミュニケーションを取ることは、間違いなく僕の心の精神安定剤になっている。

僕の会社はサンフランシスコ(アメリカ)とバンクーバー(カナダ)にオフィスがあるが、現在はどちらの街もほぼゴーストタウンとなっているので、同僚の多くは僕と同じように自宅に缶詰状態だ。

業務に関係のないメッセージのやりとりもかなり頻繁にしているし、いろいろな同僚が「How are you ?」と尋ねてくれるたびに笑顔になれている。家という密閉空間の中でお互いに励まし合うことで自分自身をポジティブな方向に向かうように心掛けている。

心が弱らないように生活を整える

これだけ時間があるとやはり自己成長したいと思うのが当たり前の考えだ。なので、僕はこのロックダウン期間中に、ブログを書く習慣をつける、プログラミング力の向上、読書、この3つをテーマにすることにした。

とはいえ、初めの1週間はモチベーションが全く上がらなかった。体も心もこの異様すぎる状況に対応できていなかったのだ。僕は自分を律することに関しては多少なりとも自信を持っていたが、突然の変化に心の部分が弱くなってしまったのかもしれない。

ただ、友人が連絡を来れて長電話をしたり、家族とも頻繁に連絡を取るようになって徐々に元気が出てきた。今の時代はWhatsapp、Facebook Messanger、LINEなどのアプリでどこの国にいても世界中の人と無料で電話をしたりビデオで相手の顔を見て話すことだって可能だ。このような連絡手段がない時代に同じようなことが発生していたら、人はウィルスよりも前に孤独に押し潰されてしまうのではないかと思う。

最近では、リモートワークで意識するべきことといった内容の記事に書いてあったことも参考にした上で、自分なりのルーティーンが決まりつつある。

・朝起きたら1日のTODOリストをノートに書いて見えるようにしておく
・1日おきに自重トレーニングをする
・コロナのニュースや情報ばかりを追わないようにする
・お腹が空いていなくても3食しっかりと食べる
・予定通りに行かなくても一日頑張った自分を褒めてあげる
・友人や家族と密にコミュニケーションを取るようにする
・直接人とコミュニケーションが取れない分、電話で人と話す

今のところこれらのことをやることでなんとか心の平穏をキープできているので、今後まだ長く外出の自粛が継続になったとしてもリラックスした状態で自己成長もできればと考えている。

やっぱり僕には家族が必要だ

今回本当の意味でたった一人で2週間過ごしてみて心に誓ったことがある。

僕は家族を形成したい。

結婚するか事実婚かなどは追々考えれば良いことだとして、遠くない未来に自分の家族を作って生活したいと考えている。自宅で過ごさなければいけない期間も家族がいる人にとってはそこまできつくないと思う。それはコミュニケーションを取る相手が身近にいるという点でもそうだが、それ以上に自分を認めてくれる人、自分を愛してくれる人たちが常に近くにいるからだ。

昔から結婚願望というものがそこまでなかったわけだが、今回心の奥底から自分の家族が欲しいという気持ちが生まれた。家族に加えて犬や猫などの動物とも生活をしてみたい。

人は一人では生きていけない。圧倒的なまでに社会的な生き物であるが故に僕たちは孤独に本当に弱い。僕は自分の弱さを見せることが今までとても苦手で、ほとんど弱音を見せないタイプの人間だった。ただ、これだけの大きな出来事が自分の身に降りかかると、人間というのは頼るべき生き物だし頼られるべき生き物なんだなとそんなことを今回悟った。

コロナは予測が出来ないものなので、今後どうなるか全く分からないけれど僕は僕ができることをやって1日1日に感謝して過ごすだけである。

みんな頑張りましょう。


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